最近、CRE戦略という言葉をよく耳にします。CREとは、Corporate Real Estate の略称で、日本語では「企業不動産」と訳されています。CRE戦略とは、不動産を活用した企業価値向上戦略のことであり、経営戦略の一部を構成するものです。 国土交通省が公表したCRE戦略を実践するための「ガイドライン」及び「手引き」によると、
① CREマネジメントとは、不動産を「企業価値を最大限向上させるための資源」としてとらえて、所有以外にも定借、証券化等あらゆる可能性を探って企業価値向上に資する最適な選択を実施
② 必要な場合には、組織や会社自体の再編も視野に入れた戦略として、会社分割、会社統合、アウトソーシング等を実施
③ ITを最大限活用して不動産データベースなど情報システムを構築して、不動産情報の一元管理に不可欠
④ S全社的視点に立った「ガバナンス」「マネジメント」を 重視数値化・マニュアル化を通じ、最適な合理的選択を客観的・再現可能的に行えるようにする
以上のことに基づいて、不動産はヒト・モノ・カネ・情報に続く第五の経営資源と認識されており、企業はCREを適切にコントロールする必要性があります。常に経営戦略との整合性を考慮し、creを活用した収益機会の確保が最大の目標と当社は考えております。